マーケティング施策に成功と失敗はある。でも複雑に考えすぎるとPDCAが進まない
マーケ施策の成功・失敗をどう判断するかを、自分の体験をもとに整理し、複雑さをシンプルに解く思考ログ

「短期でめっちゃリード取れた!いい施策だ!」って盛り上がったのに、いざ商談に進めてみたら――
全然有効商談ないやん!0! え、まじかよ!
そんな経験、ありませんか?
私自身この状況に直面して、「これは成功?失敗?どう判断すべきなの?」と頭を抱えました。
もしあなたなら、この場面をどう評価しますか?
成功/失敗はある。でも判断が難しい
マーケティング施策には、確かに成功と失敗があります。
ただ、その判断がやっかいなのは…
- 目的によって基準が違う(リード獲得?アポ?受注?ブランド?)
- 時間軸で成果が変わる(今はゼロでも半年後に案件化することも)
- 施策は掛け合わせで効く(展示会だけで受注するわけじゃない)
だからこそ「成功/失敗」で白黒をつけるより、
👉 どの段階まではうまくいったか、どこから改善が必要かを分解して考える必要があります。
議論から見えた3つの仮説
リード大量獲得→商談ゼロのケースを考えると、こんな仮説が出てきました。
- 量だけで質が伴わない
短期的には成功だけど、事業貢献では失敗。 - 潜在層が多い
今すぐ案件化はしないけど、ナーチャリング次第で半年後に化ける可能性あり。 - 評価タイミングが早すぎる
展示会やSEOのように、成果が出るまでに時間がかかる施策もある。
👉 読者の皆さんなら、自分の施策をどの仮説に当てはめますか?
分析の違い:ファネル vs アトリビューション
ここで役立つのが分析手法です。
- ファネル分析:プロセス効率を見る(リード→MQL→SQL→受注の歩留まり)
- アトリビューション分析:施策ごとの貢献を見る(展示会・ウェビナー・資料DL…どれが効いたか)
複雑にしすぎないために、私は「入口/中間/出口」という役割で施策を整理するようにしています。
- 入口:新規接点(展示会・広告)
- 中間:理解を深める(ウェビナー・事例コンテンツ)
- 出口:受注を後押し(比較資料・営業イベント・製品紹介セミナー)
中間接点もちゃんと評価すべき
ウェビナーやコンテンツのように、商談直結はしないけど消すと全体が回らない施策があります。
「成果ゼロ」と切り捨てるのではなく、エンゲージメントや商談化率をKPIにして役割を評価することが大事です。
あなたの現場にも、「目立たないけど絶対必要な施策」ってありませんか?
思考がカオスになった瞬間
ただ、正直に言うと…考えすぎてカオスになりました。
- 分析の種類多すぎ!
- チャネルも山ほどある!
- 評価軸もリード数、商談数、受注、ブランド、効率…
😵💫🤯🫠 ← まさにこんな感じ。
最後に残したシンプルな判断軸
最終的に整理したのは、この3つだけです。
- 数(リードは取れているか?)
- 質(商談・受注につながっているか?)
- 効率(コストに見合っているか?)
そして施策ごとに「短期/中期/長期」で箱分けして、評価タイミングを先に決めておく。
これだけで、ぐっと判断が楽になります。
今日の学び
マーケティング施策には成功と失敗がある。
でも、複雑に考えすぎると振り返りに時間がかかり、PDCAが回らない。
だからこそ、
- 数・質・効率の3つでまずシンプルに判断する
- 施策タイプ×評価タイミングで箱分けしておく
カオスに見えるマーケティングも、本質はシンプル。
シンプルに考えた方が、次の一手を早く打てる。
👉 みなさんなら、施策の成功/失敗をどう判断していますか?

なつ
好奇心多めのマーケター。旅行が大好き!