週休6日? ホリエモンが示したDXの本質「企業はAIに任せろ」
昨日参加した「DX&AI Forum 2025 Fall 東京」で初めて生のホリエモンを見た。会場で語られたのは、脳とAIのシンプルな比較から導かれる“企業はAIに全振りすべき”という明快な結論。そして「DXこそAIである」という一言だった。

イベント概要
- 名称:DX&AI Forum 2025 Fall 東京
テーマ:AIデータ駆動型社会への挑戦 いま試される日本型デジタル成長戦略 - 日時:2025年9月5日(金)13:00〜19:00
- 会場:東京ミッドタウンホール(六本木)
- 主催:SBクリエイティブ株式会社(ビジネス+IT)
- 受講料:無料(事前登録制)
六本木という立地もあり、会場にはスーツ姿のビジネスパーソンが多く集まり、熱気を帯びた雰囲気でした。
セッション概要
この日の注目セッションのひとつが、
堀江貴文氏(SNS media & consulting 株式会社 ファウンダー) による講演。
セッションタイトルは、
「堀江貴文が語る企業の進化論:“使いこなす力”が組織を変える」。
初めて生で見たホリエモンの印象
セッションの時間になると、堀江貴文氏は特に緊張した様子もなく、カッコつけるでもなく、すっとステージに上がってきました。
「おお、こんなしっかりした感じなのは久しぶりだ」──そう発した言葉が印象的でした。
会場は8割ほどがスーツ姿の中高年男性。いわゆる「企業のおじさん」層が多く、普段ホリエモンが接している自由度の高い起業家やクリエイターとは雰囲気が違って見えたからこそのコメントだったのかもしれません。
そして、もうひとつ気になっていたのは体型。YouTubeで筋トレをしていると聞いていたので、どんな感じなのだろうと思って見ていましたが、ご年齢にしては腕や顔が引き締まっていて健康体そのもの。自分自身も「こんな50代になりたい」と思わされました。
講演内容
ホリエモンの発信はシンプルかつ一貫しており、「脳の仕組み」と「人工知能の仕組み」を並べて比較しながら、企業の未来を示す構成でした。
- 人間の脳はシンプル
- DNAから作られていて、構造は理解可能
- キャパには限界がある(猿と人間の違いは脳のシワの多さ程度)
- 脳はときどき“バグる”(こう見えるだろう、と勝手に処理してしまう)
- 人工知能もシンプルな再現
- パラメータと関数で構築
- ただしキャパは“無限”に近い
- ときどきバグはあるが、改善し続けている(例:GPT-4からGPT-5)
- だから企業はAIに全振りすべき
- ルーティンや「やりたくない仕事」はすべてAIに任せる
- 人間は“人間にしかできない領域”で戦う
- 将来的には「週休6日」の世界も来るだろう、と断言
この「週休6日」発言では会場から失笑が起こりました。仕事一筋の世代にはあまりにも現実離れして聞こえたのだと思います。ですがホリエモンはすぐに「笑ってますが、これ本気でそう思っています」と切り返し、会場の空気を一瞬で掌握していました。
メッセージ
最後に残ったのは、とてもシンプルな言葉。
「DXこそAIである。だからこそ企業も個人も、AIを使いこなせるよう学ぶべきだ」

なつ
好奇心多めのマーケター。旅行が大好き!